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ボーカル ブログ 2016.01.02
歌うと疲れることは良くない?正しいボイストレーニング方法がわかります。〜ミオンボーカル教室
歌うと疲れる。これは結論からお話すると仕方がないことです。
声が出る構造を考えていただければ理解いただけると思います。息を吐きます。息が声門を通る際に左右の声帯が閉鎖し擦れることで声になります。つまり正しくは「声が出ている時点で締まっている」です。
では俗にいう、喉を締めて歌うとはどういう事なのか。
要するに、喉に力みが生じていたり、声帯に過剰に負担の掛かる声の出し方をしているという事です。これは、高い声が出せないという人や、すぐに喉が疲れる、又は痛くなるという人も同様の問題を抱えているケースが多いです。
では何故、喉を締めた発声になってしまうのか?
どうすれば喉を締めた発声を改善出来るのか?という点についてご説明致します。
これは呼吸法が正しくない事が原因になります。
ハイトーンで歌い上げる為にも非常に大切な考え方です。腹式呼吸でしっかりと息を支える事が出来ていれば、無駄に息を多く吐く必要がなくなります。この無駄に息を吐いてしまうという点に、今回の喉締めの原因があると考えてよいでしょう。
声帯(喉)に対してアプローチを掛けてくるのは息以外ありません。
そして、声門を通る事の出来る息の量にも限界があります。通り道が狭いにも関わらず、そこに多くの息を通そうとして、正常通りに声帯が機能する訳がありません。それが、喉締めに繋がる原因の一つです。
必要以上に息を吐いてしまっては、いつまで経っても正しい発声は出来ません。
もちろん、中にはあえて息を多く吐く表現方法もあります(ボサノヴァなどでは多用されます)が、それはあくまでも腹式呼吸等の基礎がしっかりと出来ているからこそ出来る表現方法なのです。
どちらにせよ、何事にも、安定した空気量を一定に吐けるようになる腹式呼吸の習得は必須です。
しっかりと脱力をしながら、まずは呼吸法を正す事から始めてみてください。
その他にも体調が大きく影響する場合も多いのでいくつかケースをあげておきますのでご参考までに。
体調不良、寝不足の時 → 歌う前から疲れている → 体を使った支えが効かず、腹式呼吸がしにくい → 疲れる
⚫︎歌を始めたばかりの人 → 歌い慣れていないため、そもそも声帯や筋力が足りず、無駄に力む → 疲れる
⚫︎歌をやっている人 → 限界付近の高音を連発する → 正しい発声で歌っていても使えば使うほど声帯は疲れていく、無駄な力みも入りがち → 疲れる
⚪︎体調、睡眠も万全で、楽に出せる音域で歌う、腹式呼吸もできている → 疲れない
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