mion music school
セゴビア

こんにちは!夏に開催される新イベント「星空と音楽の学校〜グラマラスキャンピング」の準備がノッてきた今日この頃、ミオンミュージックスクール ギター講師 黒沼です。

 

毎年夏に開催されるミオン名物、音楽合宿はおかげさまで生徒さんにも好評いただいていてます!
ギター・ピアノ・ボーカルをはじめ、その他にも普段のレッスンでは体験できないようなスペシャルなベント、バラエティに富んだ多彩なプログラムを楽しんでいただくために、講師陣も気合充分!日々準備に燃えています!

 

今回の記事は、昨年の講義にあった内容を少し紹介していきますね!
この記事を読んで興味を持った方は、ぜひ「星空と音楽の学校〜グラマラスキャンピング」に参加してみてください!

 

今話題のグランピングで音楽とリゾートを楽しもう!
星空と音楽の学校〜グラマラスキャンピング

グランピングとは? グラマラス×キャンピングの造語でラグジュラリーな アウトドア体験ができる、今話題の新しいキャンプのカタチ。

最高の環境で充実レッスン! 9名の講師がセレクトしたギター・ピアノ・ボーカル・ベース・ウクレレなど、30種類のグループレッスンが受け放題! そして自由に受講できる1時間の個人レッスン!これだけの内容でレッスン料は10,800円! 1年に1回だけの特別なイベント!

日時 : 7月22日(土)〜23日(日)
場所 : THE FARM(千葉県)

澄んだ青空、懐かしさを感じる美しい日本の風景が広がる大自然の中にあるキャンプ場です。畑で穫れたばかりの野菜たちは、トマトやレタス、ピーマンなどハリとツヤ、瑞々しさにあふれています。
海鮮手巻き寿司、本格流しそうめん、ポークエクスプロージョンバーベキュー 採れたて夏野菜と骨付き肉カレー、おかし・ジュース・お酒食べ飲み放題付きなど、ミオンならではの豪華なミュージックキャンプライフをお楽しみください!

 


 

クラシックギターの歴史

 

【ルネサンス時代】16世紀

・ハワイでよく使われているウクレレの先祖となる楽器で、ヨーロッパのルネサンスギターが海を渡り、ハワイに伝わりました。弦の数も、4本(ルネサンスギターは復弦)で、調弦も同じです。
・ルネサンスギターは、主にストロークで和音をかき鳴らす奏法で、庶民の楽器としてギターは親しまれてきました。それに対しリュートは、王侯貴族・上流階級の楽器でした。ヴァイオリンの誕生もまた、16世紀初頭です。

 

ルネサンス時代の作曲家

・L・de・ナルバエス1490-1547)西
・A・ムダーラ(1510-1580)西


・LE CHANT DES BALLES, jonglerie musicale
https://www.youtube.com/watch?v=8TNhnZEL0jQ

・ルネサンスギター
https://www.youtube.com/watch?v=_bpTOSbMNl8

・リュート Toyohiko Satoh | Chaconne by Robert de Visée
https://www.youtube.com/watch?v=khy1nbjkFNM&list=PLk49fE58ChI5qIbE6FPs9b4P92hXOXuP-


 

【バロック時代】17世紀〜18世紀半ば

・バロックギターからは弦が5コースになり、和音をかき鳴らす奏法だけでなく、リュートのような爪弾き奏法も取り入れらるようになりました。誰もが知るバイオリン銘器ストラディバリウスが誕生したのもこの頃で、バイオリンやチェロだけでなくバロックギターも作っていました。

 

ルネサンス時代の作曲家

【初期バロック時代】1600年以前

・G・フレスコバルディー(1583-1643)伊
・G・カッチーニ(1545-1618)伊
・ダウランド(1563-1626)英

【中期〜後期バロック時代】1600年〜1699年

・L・クープラン(1626-1661)仏
・G・サンス(1640-1710)西
・ロベール・ド・ヴィゼー(1650-1725)仏
・J・パッヘルベル(1653-1706)独
・F・クープラン(1668-1783)仏
・A・スカルラッティ(1660-1725)伊
・ヴィヴァルディ(1650-1700)伊
・ヘンデル(1685-1759)独
・J.Sバッハ(1685-1750)独


・西垣林太郎氏によるバロックギターの演奏
https://www.youtube.com/watch?v=EXvKKgy6iJQ

・Marco Meloni シャコンヌ Chaconne BWV 1004 J.S.Bach
https://www.youtube.com/watch?v=92VcdzeX_LU

・ストラディバリウス(1644-1737)伊 により作られたバロックギター
https://www.youtube.com/watch?time_continue=89&v=yGKan6eX5ug


【古典時代】1700年〜1820年

・ギターはいよいよ弦が6コースとなり、調弦も今のモダンギターのように6弦が一番低い調弦が一般的になりました。また、現代のギターに近い、6コース単弦のギターも登場するようになりました。
・この古典時代のパリでは、1760年以降ギターが盛んに演奏されるようになっていました。

 

古典時代の作曲家

・ハイドン(1732-1809)墺
・モーツァルト(1756-1791)墺
・ベートーベン(1770-1827)独

古典時代のギター作曲家

・フェルディナンド・カルリ(1770~1841)伊
フイリッポ・グラニアーニ(1767~1812)伊
マウロ・ジュリアーニ(1781~1829)伊
マテオ・カルカッシ (1792~1853)伊
ルイジ・レニアーニ(1790~1877)伊
フェルナンド・ソル(1778~1839)西
・ディオニシオ・アグアド(1784~1849)西

 

・カルリが残した曲はやさしい楽曲が多く、カルカッシが残した楽曲は技術・内容共に優れており、二人はライバル同士の関係でした。
・ソルとアグアドはライバルというよりは親友という関係で、ソルの残した二重奏曲集はこの2人が自分たちで演奏するために作られた曲である。
・この時代の楽曲を演奏するためには高度な技術を要求されることが多く、ギターの奏法もいろいろと研究されていました。ソルは爪を使用しない指頭奏法を提唱し、逆にアグアドは爪を使用した奏法を研究していました。


・アンダンテ カルリ 
https://www.youtube.com/watch?v=lrSLsSoOsrY

・エチュード カルカッシ 
https://www.youtube.com/watch?v=xOFJsmwYQ2k

・ロンド アグアド 
https://www.youtube.com/watch?v=DsWKDfkEat8

・グランソロ ソル 
https://www.youtube.com/watch?v=o3_0qkzR6AM

・大序曲 ジュリアーニ 
https://www.youtube.com/watch?v=rjED4wuIKms


ギター曲を残したその他の作曲家

・ルイジ・ボッケリーニ(1743~1805)伊
・ニコロ・パガニーニ(1782~1840)伊
・ベルリオーズ(1803~1869)西

 

【ロマン派時代】1820〜1920年

・いよいよスペインでのギターの黄金期に繋がる作曲家も出てきます。
・ギター製作家アントニオ・トーレスの出現により楽器が大型化され、豊かな音量を得ることができました。→19世紀ギターと言われ、現在でも現役楽器として演奏されています。
・コストはソルの元で弟子としてギターを学んでいました。
・タレガは、革新的、合理的な練習法やフォームを確立し、形式にとらわれない自由な曲調の作品の数々を残しており、中でも有名な曲がトレモロ奏法により演奏される「アルハンブラの思い出」でしょう。タレガはこれだけの才能に恵まれながらも、人前でギターを弾くことは好まなかったそうです。

スペインのギター作曲家

・ホセ・ブロカ(1805~1882)西
・アントニオ・カーノ(1811~1897)西
・フリアン・アルカス(1833~1882)西
・ホセ・フェレール(1835~1906)西
・フランシス・タレガ(1852~1909)西


・別れ シューベルト〜タレガ
https://www.youtube.com/watch?v=MmZrij1rfeo

・エチュード カーノ
https://www.youtube.com/watch?v=xsYi3EJ3vDU

・セレナード フェレール
https://www.youtube.com/watch?v=slsMc96EapQ


スペイン以外のギター作曲家

・ナポレオン・コスト(1806~1883)仏
・ヨハン・ガスパル・メルツ(1806~1856)洪
・M・A・ツァーニ・デ・フェランディ(1802~1878)伊
・ジュリオ・レゴンディ(1822~1872)墺

 

ロマン派時代の作曲家

・ショパン(1810-1849)波
・リスト(1811-1886)洪

・教会オルガン奏者グルーバーがオルガン故障していたために、あの誰もが知る「きよしこの夜」をギターで作曲したといいます。
・ショパンは練習しすぎないようにという方針で、練習カリキュラムは、訓練、練習曲、レパートリーで1日3時間、必要なのは創造力と集中力と言っていました。それに対し、リストの一日の練習時間は8〜10時間で、そのうち3時間は指の訓練など基礎練習に当てていたそうです。
・ショパンの言葉1〜自分の出した音に耳を傾けることで、筋肉の動きやリラックスを学べる
・ショパンの言葉2〜ギターは1台でも比類なく素晴らしい楽器だが、2台だったらどんなに見事だろう


・19世紀ギター ラグリマ タレガ
https://www.youtube.com/watch?v=noCFDP81SjM

・アラビア風奇想曲 タレガ
https://www.youtube.com/watch?v=y_goHl-GuNk

・ワルツOp.64-2 ショパン
https://www.youtube.com/watch?v=FDKAr-HBX7U


【近代・現代】1920年以降

・リョベートは、タレガの一番弟子としてギターを学び、スペインのみならずパリや南米でも活躍していました。
・プジョールは、タレガのもとで学び、理論や作曲、文献、セミナーなど、教育にも力を入れていました。
・フォルテアは、大雨の中でもタレガの家の前で演奏を盗み聞きしながらギターを学んでいました。
・銘器ラミレスは、セゴビアの演奏の素晴らしさに感銘を受けギターを贈呈し、セゴビア自身もラミレスの美しい音色、音量、音質を絶賛し、長い間使用し続けました。また、セゴビアによってギター弦は、ガット(羊の腸)からナイロン弦へと進化を遂げ、音色、音量、音質、耐久性の向上を果たしました。
・セゴビアはギター曲のみならず、リュートやヴァイオリン、チェロの楽曲までもギター用にアレンジし、一気にギター音楽のレパートリーが広がり、「ギター」という楽器の可能性を世に広めました。
・セゴビアの功績を多くの音楽家が讃え、ポンセ、テデスコ、ロドリーゴなど様々な作曲家から楽曲の献呈がありました。中でも、ロドリーゴのアランフェス協奏曲は本来セゴビアのためにつくられた曲だが、行き違いでセゴビアの元には届かず、デラマサが初演することとなりました。

 

近代・現代のギター作曲・演奏家

・ミゲル・リヨベート(1878~1938)西
・エミリオ・プジョール(1886~1980)西
・ダニエル・フォルテア(1878~1953)西
・ドミンゴ・プラト(1886~1944)西
・ヴィラ=・ロボス(1887〜1959)伯
・バリオス(1885〜1944)巴
・ポンセ(1882〜1948)墨
・テデスコ(1895〜1968)伊
・タンスマン(1897〜1986)波
・アンドレス・セゴビア(1893-1987)西


・カタロニア民謡 リョベート編
https://www.youtube.com/watch?v=A6HBjGN5Jwo

・セゴビア 公開レッスン風景
https://www.youtube.com/watch?time_continue=194&v=uNyT7npLjN4

・アランフェス協奏曲 ロドリーゴ
https://www.youtube.com/watch?v=zGT83feJTQI


 

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