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ギター 2025.04.22
エレキギター初心者向けメンテナンスガイド:弦交換から保管まで
エレキギター初心者向けメンテナンスガイド:弦交換から保管まで
エレキギターを長く良い状態で楽しむためには、定期的なメンテナンスが必要です。とはいえ、初心者の中には「弦交換って難しそう…」「掃除の仕方を間違えて壊したらどうしよう?」と不安に感じる方も多いでしょう。本記事では、エレキギター初心者向けのメンテナンス方法について、弦交換、各部のクリーニング、正しい保管方法を順に解説します。 さらに、音楽教室で実際に手を動かしながら学ぶメリットについても紹介します。 初心者の方でも安心してギターをケアできるよう、一緒に見ていきましょう。
弦交換の流れとポイント
▶ 弦交換の基本手順:
- 古い弦を緩めて外す:ペグを回して古い弦の張りを十分に緩めてから弦を取り外します。初心者の方は一度に1本ずつ弦を交換すると安心です(いきなり全て外とネックにかなり負担がかかるため)。
- ブリッジから弦を取り出す:弦を完全に緩めたら、ブリッジ(固定具)からボールエンド(弦の端の丸い部分)を外します。ブリッジの構造によって外し異なりますが、無理に引っ張らず丁寧に取りましょう。
- 指板やブリッジ周りの軽い清掃:古い弦を外したタイミングで、普段は届きにくい指板やピックアップ周りのホコリを軽く拭きます。 新しい弦を張る前にサッと掃除しておきましょう。
- 新しい弦をセットする:新しい弦をブリッジに差し込み、ペグ(糸巻き)の穴に通します。このとき、弦を張り終えたらペグに2~3程度巻き巻き付け空きを持たせるため、少し弛みを持たせてセッティングするのがポイントです。
- 弦を巻き上げる:ペグを回して弦を巻き取り、少しずつ張っていきます。巻き始めは手で抑えながら、弦がペグに重ならずキレイに巻き付くように整えましょう。急に締めすぎると弦が切れてしまうことがあるので、ゆっくり意識して張力を上げていきます。
- チューニングをする:ある程度張られたらチューナーを使って音合わせをします。 一気に目標の音程まで上げるのではなく、少し張ってはチューニングを確認し、を繰り返して徐々に目標音に決めます。 新しい弦は伸びやすいので、何度か音程が下がりますが、その都度ゆっくりとチューニングしましょう。
- 弦を気にせず:全ての弦を張り終えてチューニングしたら、軽く各弦を伸ばして伸ばし、もう一度チューニングします。こうすることで弦が落ち着いて、チューニングの安定が早まります。
▶ コツと安心ポイント:
- ゆっくり落ち着いて作業する:初めての弦交換では焦りは禁物です。一本ずつ順番に、ゆっくり手順を確認しながら進めましょう。
- 道具を活用する:弦を早く巻くためのストリングワインダー(弦巻き器)やニッパー(弦を切るための道具)があると便利です。持っていない場合は手動でも構わないですが、道具を使うと作業がスムーズになります。
- 最初は講師と一緒に:自分一人での弦交換が不安な場合は、無理せずじっくり取り組みましょう。音楽教室のレッスンでは、講師と一緒に実際のギターで弦交換を体験することもできます。
最初は手間をかけるかもしれませんが、弦交換は慣れれば10~15分程度でできるようになります。 定期的に弦を交換すると一応も良くなり、演奏も快適になりますので、怖がらずにチャレンジしてみましょう!
各部の洗浄方法
ギターを良い状態に保つためには、日頃のお手入れも重要です。 ただし初心者の方は「どんな風に掃除すればいいの?」「変なところに触れても壊さないかな?」と戸惑うこともありますよね。 ここでは、指板、ボディ、金属パーツ以外にも基本的なクリーニングのコツを紹介します。
- 指板(フィンガーボード)のお手入れ:演奏後は柔らかく乾いた布で指板を軽く乾拭きしましょう。 特に弦の下やフレット(金属の区切り)の周囲は汗や皮脂が多くなりやすい部分です。 汚れがひどい場合や木部の乾燥が気になる場合は、レモンオイルなど指板用のオイルを布に少量含ませて拭きましょう(※オイルはローズウッド等の無塗装指板に使用し、塗装済みのメイプル指板は基本不要です)。 オイルを使った後は乾いた布でしっかりと油分をしっかり拭き取り、ベタつきを残さないようにします。 定期的なお手入れで指板を清潔に保てば、演奏性も向上し木材のひび割れ予防にもなります。
- ボディのお手入れ:ボディ(胴部分)の汚れや指紋は、柔らかいクロスで優しく拭き取ることで十分とせます。ギター用のマイクロファイバークロスがあると傷を付けにくいです。ほこりはハケや柔らかいブラシで、サッと払えば良いでしょう。汗や皮脂で曇りが気になる場合は、市販のギターポリッシュを使ってなお、スプレー式のポリッシュを使うときは直接ボディに吹きかけず、布に適量取ってから拭き取るようにしてください(液が入り込むのを防ぐため)。 磨いた後は乾いた面でから拭きをし、ポリッシュ成分が残らないように仕上げます。
- 金属パーツのお手入れ:弦やブリッジ、ペグ(糸巻き)などの金属部分は、汗が付いたまま錆び(さび)の原因になります。 演奏後は弦をクロスで一本ずつ拭いて汗や汚れ習慣を大事にしましょう。乾いた布で優しく拭き、汚れを落としておきます。
▶ワンポイント:日々したお手入れの積み重ねが、ギターの準備を大きく左右します。 演奏後にクロスで全体をサッと拭くだけでも、音色の劣化やパーツの損傷を防ぐ効果があります。
適切な保管方法
ギターは繊細な楽器なので、使わないときの保管方法にも気を配る必要があります。 定期的に弦を交換したり掃除をしても、保管環境が悪いとネックの反りやパーツの劣化を招きかねません。 初心者の方はあまり意識しないかもしれませんが、「湿度」や「保管場所」によってギターの状態は大きく変わります。 以下に、ギターを正しく保管するためのポイントをまとめました。
- ケースに入れて保管する:ギターを使わないときは、ケースに入れて保管しましょう。 ケースに入れることでホコリの付着や、一時的な温度変化からギターを守ることができます。 スタンドにかけておくよりも安全で、万が一の転倒回避にも適しています。
- ケースの種類を選ぶ:ギターケースには軽量で持ち運びやすいソフトケース(ギグバッグ)と、耐衝撃や変化に強いハードケースがあります。自宅での保管や長期保管にはネックやボディをしっかり固定できるハードケースがおすすめです。持ち歩く機会が多い場合や、軽さを重視する場合はソフトケースが便利ですが、保管時にはクッション性の高い場所に置いたりなど衝撃から守りましょう。ギターの使用状況に合わせてケースを選ぶのがおすすめです。
- 湿度管理に注意する:日本の季節は湿度の変化が大きいため、ギターの保管時には湿度管理が重要です。一般的に、ギターに適した湿度は40~60%程度と言われています。指板の乾燥に気をつけましょう。 梅雨時の部屋や夏の湿気が多い場合には、ケース内に乾燥剤(シリカゲルなど)を入れて湿気を吸収しましょう。 冬場で季節が乾燥する時期には、必要に応じて加湿器を使っての湿度を上げることも検討してください。
- 直射日光・温度変化を避ける:ギターを保管する場所にも気を付けましょう。 直射日光が長時間当たる場所や、エアコンの風が直接当たる場所、高温になる車内に保管などは避けてください。基本は、人間が過ごしやすいと感じる環境がギターにとっても快適だと考えてください。 部屋の中でも、窓辺や暖房器具の近くを避け、温度湿度が比較的一定に保たれる場所で保管するのがおすすめです。
▶ ワンポイント:「ケースに入れるのが面倒…」と思われるかもしれませんが、大切なギターを守るためにひと手間かけましょう。 じっくり練習して上達しても、ギター自体の不安と本来の実力を発揮できません。
音楽教室で学ぶこと
ここまで、エレキギター初心者向けに基本的なメンテナンス方法をご紹介してきました。 ただし、「頭では分かったけど実際にやるのは不安…」と感じている方もいるかもしれません。 そんなときは、音楽教室のレッスンで講師から直接学ぶことも選択肢の一つです。 実際にギターに触りながら学ぶことで、独学では得にくい安心感と言えます。
▶ レッスンで学ぶメリット:
- 実践的に手を動かして覚えられる:講師と一緒に自分のギターを使ってメンテナンスを行うことで、本や動画ではわかりにくいコツもその場で体感して習得できます。
- その場で疑問や不安を解消できる:独学でメンテナンスをしていると「これでいいのかな?」と不安になりがちですが、レッスン中であればすぐに質問して確認できます。
- 上達とモチベーションアップに繋がる:メンテナンスの知識が身につければ、ギターの調子を自分で整えられるようになるので、常に良い状態の楽器で練習ができます。
独学で頑張ることも素晴らしいですが、困ったときやもっと深く学びたいと思ったらプロの力を借りるのも良い方法です。音楽教室では演奏技術だけでなく、楽器と長く付き合うための知識も含めて総合的にサポートしてもらえます。
教室の紹介とお問い合わせ
ギターのメンテナンスも含めて基礎から学びたい初心者の方は、ぜひ音楽教室の活用も検討してみてください。ミオンミュージックでは、エレキギター初心者向けレッスンもご用意しています!経験豊富な講師が楽器の構え方からチューニング、弦交換やお手入れの方法まで丁寧にサポートしますので、初めてのギターに触れる方でも安心してレッスンを受けていただけます。 興味のある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。一緒に楽しくエレキギターを学びながら、大切な相棒であるギターを長く良い状態に保っていきましょう。
ミオンミュージックでは、ギター初心者向けのレッスンもご用意しております!
実際にアンプやエフェクターを使いながら音作りをできる体験レッスンや、楽しく上達できるカリキュラムが充実しています。
興味を持たれた方はぜひお気軽にお問い合わせください。 無料体験レッスンも随時受付中ですので、まずは教室の雰囲気を体験してみませんか? あなたも憧れのエレキギターを思い思いに楽しんでみましょう!
ミオンミュージック
https://mionmusic.com/contact/
体験レッスン申し込み、お問い合わせ先:03-5348-0717
ぜひ一緒にエレキギターを楽しみながら上達していきましょう!
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