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発声

ボーカル講師の岡田です。

今日は音程がフラット気味になってしまうという方向けに音程がフラットしてしまう原因と改善するためのボイトレ法について解説していきましょう。
フラット気味に歌うというのは正しい音程より少し低めに歌ってしまうことです。

フラット気味に歌ってしまう方、実は結構多いです。
ボーカルレッスンに通われている生徒さんにもよくあるケースの一つなんです。

フラット気味に歌ってしまうとは?

まず、今回お話するフラット気味の定義ですが、半音階以下の音程のズレを対象としています。

半音階単位でのズレのある方は発声が不安定で音程のコントロールがままならない方か、もしくは音程のズレる箇所が特定のフレーズである場合はそのフレーズを正しく覚えていない可能性があります。
正しい発声を身に付ける、またはフレーズをしっかり覚えることで改善するでしょう。

今日は半音階以下でフラット気味になってしまう方の歌にスポットを当ててお話したいと思います。
半音階以下のズレって自分ではなかなか気付きにくく、周りの人から言われて気付くというパターンが多いんですよねー。
歌っていて「なんだか気持ち悪いなー」と感じてしまう場合は少し疑った方が良いかもしれません。
そういう時は録音して客観的に聴いて確認するようにしましょう。


音程が低くなってしまう原因と改善するためのボイトレ法

音程が微妙に低くなってしまう要因はいくつか考えられます。
よくある原因を改善方法と共に挙げていきましょう。

鼻腔共鳴が出来ていない

鼻に音を当てて響かせる「鼻腔共鳴」というのが出来ていない方というのは正しい音程を歌っているはずなのに少し低くなりがちです。
こういった現象を「ポジションが落ちている」という言い方をします。
理想的な発声というのは出来る限りいつも同じポジションで音を当てるものなのです。

鼻腔共鳴を習得するにはハミングをする習慣をつけよう

ハミングはボイトレにおいて幅広く効果を発揮します。
歌が上手な人はいつも鼻歌を歌っているような印象はありませんか?
ハミングを習慣的に行なうことで音のポジションをキープできるようになります。

口角が上がっていない

歌う時は基本、口角は上げて歌うようにします。
口角を上げずに歌ってしまうと息の通り道が確保できず、息が真っすぐ通り向けることができなくなってしまいます。
そのため頭でイメージしている音程よりも低く出てしまうのです。

口角を上げて歌う習慣をつける

歌う時に口角が上がらず音程が下がってしまう方は普段から上がっていない可能性があります。
しばらくはどんな曲調でも口角を上げて歌うようにしてみてください。
習慣になれば自然と口角の上がった発声になり、音程のズレもなくなってくるでしょう。

間違えて音階を覚えている

もしかすると音階を正確に覚えていないのかもしれません。
ドレミファソラシドは正しく歌えますか?
ドレミファソラシドくらい歌えると思うかもしれませんが意外と正確に歌えないものです。

ドレミファソラシドをガイド無しで正確に歌えるまで練習する

ドレミファソラシドを歌ってみてください。
鍵盤を用意してドレミファソラシドを弾きます。
その後に続いて歌ってみます。
自分では判断を付けにくいと思いますので必ず録音して聴き返してみましょう。
この時に音程が外れる方は音程の外れ方にも癖があることが多いです。
一般的には音が半音階になるミとファ、シとドで外れやすい傾向にありますが外れる音には個人差もあります。
録音して聴いてみて自分が外れやすい音階は間違えて音の距離を覚えてしまっている可能性がありますので重点的に練習しましょう。

しゃくり癖があり、フレーズの頭がフラット気味になる

普段からしゃくり癖がある方は音程が上がりきらずに「音が当たらない」ことが多いです。
正しい発声が出来ていない可能性もあります。

正しい発声を身に付けてしゃくり癖を改善する

音程がフラット気味になる場合は音をしゃくらずに真っ直ぐ性格に音程を歌う癖を付けましょう。
また、発声が安定していないと無意識にしゃくってしまう傾向にあります。
テクニックとして狙ってしゃくっているのなら構いませんが無意識にしゃくってしまっている場合は発声が安定していないでしょう。
発声が不安定で音程がフラットになってしまうようなら正しい発声を身に付けることで改善されます。

今日はフラット気味の発声と改善に向けたポイントについてお話しましたがフラット気味になる原因は一人ひとり違います。
しかし、正しい発声を身に付けて声の安定感を増すことでほぼ解決するようなことばかりです。
自分の発声の癖を知ることで歌上達の近道にもなります。

発声

ボーカル講師の岡田です。
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ボイトレ上達を目指す際に重要なキーワードとして腹式呼吸がありますが、今日はそれに付随してあらゆる歌の場面で安定感を生み出している「全身の脱力」について。
気持ち良く歌いたいのに力が入って疲れてしまう、喉声になってしまうという方は必見です。

ボイトレにおいての脱力の重要性

歌においては脱力が大事。これは切っても切れません。
私はボーカルレッスンでも脱力の重要性についてお話ししています。
歌上達の鍵としての脱力についてザックリ言うと、「下半身の支えと上半身の脱力」です。
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脱力を意識しすぎて全身の力を抜く方もいらっしゃいますが腹式呼吸を念頭に置いて「支え」が効いている状態で上半身の脱力が加わることで安定感のある歌声、楽器として鳴り響く歌声が生まれます。
上半身に力が入ってしまうのは「緊張から」きています。
極端ではありますが脇が締まるような感覚です。
上半身が緊張し、力が入った状態では、体全体が内側に入って、顎も浮いてしまいます。
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そうすると姿勢が乱れ、声帯周りや気道が狭くなり、皆さんが苦しむ「喉声」での発声になってしまうわけですね。

発声時に脱力したフォームを身につける練習法

歌う時に上半身に力が入る原因はいろいろありますが一番に「歌おう」と気持ちが入りすぎてしまい、リラックスした状態を保てなくなっているということが言えます。
これから紹介する練習メニューは、強制的に体に脱力を促して歌えるようにする効果的なメニューです。

・首回し発声(首まわりの脱力)

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首をゆっくり大回りで回しながら「アー」で声を出すというものです。回しながら歌うことで首まわりに力が入った時に自分でも分かります。この練習をすることでスムーズに首を回すように心がけるため自然にリラックスした発声に変わっていきます。

・舌を出した状態で(舌の脱力)

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舌を思い切り垂らしてください。その状態で出しやすい音程で「アー」と歌ってみます。
できれば鏡で自分の口元を確認しながら歌ってみましょう。そのまま徐々に音程を高くしていきましょう。だんだんきつくなってくると思います。
その際、鏡に映った自分の舌はどうなっていますか?思い切り垂らしていたはずの舌が口の中に戻ろうとしてしまったり、舌先が浮いていたり、プルプルと震えていたりしませんか?これは力が入っているという証拠です。
舌先がそのように緊張してきたらもう少し音程を下げてギリギリキープできる音程で舌先がリラックスして歌える状態の感覚を掴んでください。
この練習、なかなかうまくいかず、最初は難しいですが確実に「舌」がリラックスした状態で歌う感覚が身につきますので休み休みやってみてください。

・倒れそうな姿勢での発声(肩、首まわりの脱力)

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今度はなかなか複雑な姿勢、かつキツめの練習です。
片足立ちをして軸足の膝を曲げます。
そのまま浮かせている足をピンと伸ばして前方に突き出します。両手を広げて上半身を後ろに倒します。その状態で歌います。
この姿勢は体幹を使い、両手を広げて上半身はリラックスしている状態になっているため、倒れないようにキープするだけで先ほど話した「下半身の支えと上半身の脱力」が実現しています。

・木のポーズで上半身がリラックス!

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ヨガにある木のポーズで歌うというもの。
片足立ちをして、軸足のふくらはぎに浮き足の裏をつけます。浮き足の膝の向きは横
90度に。そのまま両手の手の平を頭の上で合わせてピンと伸ばします。
この姿勢で歌ってみましょう。
手は耳の裏側でキープ。肩に力が入ると上半身は内側へ向いていくため耳の裏側でキープできなくなっていきます。少々キツイとは思いますが、運動不足解消にもなりますし、是非やってみてください。

ボイトレ以外に日頃からの体のケアが大事

上記では脱力した発声を身につけるための具体的な練習法について触れましたが、それだけでは脱力して歌うことはできません。
実は私もいつも脱力出来ているかと言えばそうではありません。
いくら正しい発声を身につけたところで歌は体の疲れやコリ、メンタルまですぐに影響が出ます。普段から体のケアをしましょう。

・ストレッチ

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日頃からできるボイトレのためのケアとしてストレッチがあります。
体が柔軟であれば歌にとって良いことでしかありません。体が硬いと力も入りやすくなります。緊張もしやすくなります。声の表情も硬くなります。しっかり日常的にストレッチをすることで力みのとれた発声、表情豊かな発声になります。

・整体マッサージ

いざ体が疲れて凝り固ってしまった時は自分でほぐしづらいもの。
私の生徒さんも結構整体に通ってらっしゃる方がいます。レッスンで直に感じたことですが「今日、調子良いですね」と話してたら実は今、整体に行ってきたなんところです、なんて会話もします。
本当に体は声と密接な関係なんだなとつくづく感じました。

歌は体が資本!使えたら休む!

あれこれお話しましたが結局これに限る!疲れたり気乗りしない時は休む!歌わない!
毎日歌った方がいい、少しでも練習しないと、と無理に練習しようと疲れた体に鞭を打ったところで効率も悪いです。
潔くその日のボイトレはお休みしてください。
しっかり休養をとって、また改めてボイトレを再開した方が効率良く上達しますし、気持ち良く歌えますよ。

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